は じ め に
現在、京セラ稲盛名誉会長の実学の本がベストセラーになっておりますように、これ程 ”会計” が注目を浴びている時代はかつてありません。
しかし、現実には、ほとんどの会社が、決算書を税務署へ提出するためのものとしか考えていないのも事実です。過去の経営分析比率を詳しく見ている社長もおられますが、過去の経営分析比率をただじっと見ているだけでは何ら役に立ちません。経営者は毎日前を向いて経営をするものです。
現実問題として、このような資料は、ひとつの決算書からたくさん引き出すことができます。この小冊子では、私どもが実際にやっておりますノウハウを、キャッシュフロー計算書を含めて説明しております。
これを読まれた方は、決算書を税務署のための決算書ではなく、厳しい時代を生き抜くための情熱的な戦略判断資料としての決算書にしていただきたいと考えております。
編著者