ゴルフならセントアンドリュース。テニスならウインブルドン。
高校野球なら甲子園。高校ラグビーなら花園。
スポーツには聖地と呼ばれる場所があったりします。僕は昔テニスをしておりまして、その当時はのめりこんでおり
ました。「いつかウインブルドンでテニスを観戦したいなぁ」なんて思っていたものです。

きっと殆どの人が知らないと思うのですが、筋トレの世界にも聖地があります。
これはゴールドジム ベニスビーチ(アメリカLA)です。

わたくし実はLAのベニスビーチに少しだけ訪れたことがあります。その時は、なんでこの海岸はこんなにマッチョが
多いんだろうなんて思っておりましたが、そういうことみたいです。アメリカは基本的に恰幅の良い方が多いですが、
このベニスビーチは異常な程にマッチョが多かったです。しかも上半身裸でランニングしてました。

さてさてこのカルチャーは日本に少し影響を与えているのです。といいますのも、日本のゴールドジムも多かれ少な
かれ、「筋肉こそ正義!」という思想が息づいておるのです。
もしあなたがどこのジムに行こうか悩み、何か所か一日体験をし、その中にゴールドジムがあったというならば分か
るはず。

通常のジムであれば、健康やダイエットを志向する人間がジムの大半をしめ「私今日たくさんカロリーを消費したわ
♪」とさわやかに話し合います。
一方ゴールドジムは筋肉量のみを追い求める人間であふれています。ジムの中にはマッチョのうめき声が響き、お
かしな重量を扱う珍獣があなたの前にいるわけです。「今日もきっちりオールアウト(完全に筋肉を追い込むという
意味)できたな!さてプロテインのんでバルクアップ(筋肉量アップの意味)だ!」と彼らは喜び勇んでいるわけです。

実は僕も今のジムをやめてゴールドジムの門を叩きたいと思っているのですが、ベンチプレスで100キロ挙げること
ができるまでは、恥ずかしくて行けないのです。

今70キロ。だからあと30キロ。僕がゴールドジムに行くのはいつのことやら。

笹谷