ソムリエになろう といっても そのものズバリ ワインのソムリエになりましょう という事ではありません

ソムリエコンクールで優勝して世界最優秀のソムリエと言われている田崎真也さんが

ソムリエのトレーニングは駅でもできる とおっしゃっているというのを聞いた事があります

例えば 駅で向い側のホームにいる人を観察して 行動を予測する訓練をするということで

すなわち「観察眼」を養う練習をするという事なのですが

田崎さんはどのような時でも人に目を配っているという事で それがソムリエが身に着けていないといけないことである

とおっしゃっているのだと思います

また 一流ホテルのレストランでは お客様から「水をください」と言われてから水を出すようではサービス失敗だという事も聞きました

お客様の様子を観察し 求められる前にサービスするのが当たり前だという事だからと説明されています

この観察眼は誰にとってもあらゆる業種で大切なことだと思います

普段からよく見ていれば お客様がどのような要望を持っているかわかるでしょう

これは必ずしもサービス業だから必要という事ではないと思います

弊事務所ではお客様ですら明確に意識していない希望であっても私たちは気付かないといけないと言っています

言葉で要望を伝えられても 場合によっては違ったように理解してしまうことすらあるので

ましてや言葉にもならない要望なんてわかるわけはない と言われるかもしれませんが

その相手が恋人であったり わが子であったり だと常に注意して接し観察し続けていますから

どんな人でも いちいち言われなくても希望や要望を察知することができるでしょうし

そのようになりたいと日夜努力も惜しまないと思います

前述の田崎さんもおっしゃっていますが 観察する力は意識さえすれば いつどこでも鍛えることができるそうです

私たちもサービス業という意識はないかもしれませんが

お客さまを恋人のように あるいは我が子のように常に観察し なにを求めておられるのかを先回りして考えられるように

観察する それも心を込めて見つめる 習慣を身に着けたいと思います