「初めてのお使い」という長寿番組があります

ほのぼのとした状況があったり

小さな子供が難しい状況に立ち向かっていく状況

それを心配しながらも見守る親御さんの気持ちなど

いつも知らない間に感情移入して見てしまっています

その子供の「お使い」が日常から消えつつあるというニュースを見ました

厚生労働省によると 手伝いの中に占めるお使いの割合はここ10年で減少しているという事です

この背景には何があるのかという事ですが

「治安の悪化や交通量の多さが心配でいかせたことがない」とか

「物騒な世の中なので 積極的には頼みにくい」とか

「日常でお使いを頼む場面がない」とか

「自分が買いに行った方が早い」 という意見が聞けたということです

確かにネットを通じて買い物ができるなど日常生活が便利になっているので

わざわざ危険を冒してまで子供にお使いを頼む必要がない

というのはよくわかります

交通事故の心配だけでなく 「悪い人」と接する機会はできるだけなくしたい と思います

でも

お使いを通じて「社会と接する練習をしてほしい」とか

家族以外の人と触れ合い 守られているという安心感をえたり

自分が役に立てたという「自己有用感」を子供に感じてもらうことも捨てがたいところがあります

対面での買い物もその場所が少なくなってきたりもありますから 安全安心なお使いも機会は減る一方だと思われます

最近は企業の体験サービスが人気を集めているそうです

古い人間には少し違和感もありますが 子供の自信につながったりするならば

この様なサービスも上手に利用するのも一つかな と思います