ランサムウエア対策
(2024年5月20日 09:00) カテゴリー:所長通信ランサムウエアとは
主にメールやウェブサイト経由で感染し
パソコン内のデータやファイルを暗号化させて
パソコンやスマホをブロックする被害を及ぼし
ファイルの暗号化解除やパソコンのロック解除を条件に
身代金を要求してくるというウィルスのことを言います
つまり ランサムウエアに感染すると
ファイルが暗号化されるので 重要なファイルが開けなくなって
個人情報や写真やファイルのデータが失われる危険にさらされます
又 画面ロック型のランサムウエアに感染すると
パソコンやスマホが起動できなくなります
これらの解除を条件に身代金(現金や仮想通貨)の支払いを要求されることになります
大きな法人などの被害は新聞やテレビでニュースになるので
この様な被害が広まっていることはみんなが知っていることだと思いますが
必ずしも大きな企業などが標的になるとは限っていなくて
個人も標的になっています
私共のような会計事務所もその攻撃にあってしまう可能性は十分にあります
私共のような事務所ではその業務の遂行上
お客さまの大切な 経営や会計の情報をお預かりしますので
もし事務所のパソコンが被害にあうことがあれば
取返しのつかない事態になることがあると
常に恐恐としているところです
ネットを見ていたら このランサムウエア対策のニュース広告があったので
セキュリティソフトが新しく開発されたのかと記事に飛びついたのですが
期待したようなまったく新しいソフトの発表ではなく
オフラインバックアップのおすすめ記事でした
すなわち
オフラインバックアップは オンライン接続を必要とせずにデータを保護できるので
ランサムウエアの攻撃をうけても データの安全は確保できる ということです
私たちが通常自動的にバックアップをしているのは
オンラインでのバックアップなので 便利であってもランサムウエアの攻撃対象となり得る
ということです
そこで物理的に別の場所に保管するオフラインバックアップなら
ネットワーク経由で攻撃される危険性が低くなる という説明です
常々ワンサムウエアからの攻撃を防ぐセキュリティといった時
自然にセキュリティソフトの導入といったことを思い浮かべて
現状では無理・・と途方に暮れていました
またオフラインでバックアップをとると提案などをすると
そのような前近代的なアナログっぽい方法なんて・・・と
まともに検討してもらえないこともあり 手間ヒマかけるだけ無駄無駄と笑われてしまいそうで
強く主張することにためらいも感じていました
どのように どのようなタイミングで どの範囲の情報を・・・と検討することは色々あると思いますが
今まで実行していた方法などを古いものは役立たないと
よく検討もしないであきらめるのではなく
順序だてて考え方を整理することも大切だと思いました