プラチナ移行
(2024年5月13日 09:00) カテゴリー:所長通信4月の初め頃 日経新聞に掲載されていたもので
日経新聞社が企業分析を手掛けるCPCの協力のもと
「オープンワーク」に書き込まれた社員の口コミなどから上場企業を分析した結果という
それぞれの企業群のなかでの各社のランキング記事を見ました
その分析内容によると
働きやすさが高く働きがいが低い企業群を「ホワイト」
その逆を「モーレツ」
働きやすさも働きがいもどちらも高評価な企業分を「プラチナ」とわけています
紙面によると
「プラチナ企業」とは
➀老若男女が活き活きと働ける
➁会社と社員の目指す方向が一致している
➂働く場所や時間を問わない柔軟な労働環境が整備されている
「ホワイト企業」とは
➀ワークライフバランスを重視
➁働きやすい職場環境
➂キャリアアップをめざすには物足りない
「モーレツ企業」とは
➀働き甲斐を重視
➁社内に勢いと高揚感がある
➂残業時間が長く 離職者も多い
というように簡潔にまとめられています
そして その結果 現在の企業は
働きがいと働きやすさを両立して「プラチナ」への進化が求められている と結ばれています
仕事のモチベーションを重視するモーレツ企業と
安心して快適に働けるホワイト企業をみるに
どちらもそれぞれの良さを認めつつ
例えばモーレツ企業では
「若手のチャンスの多さ」や「挑戦を奨励する風土」があるなどの長所がある反面
「残業」「過労」などワークライフバランスの悪さが指摘されているといった感じのようです
現在の企業はこの働き甲斐を生かしつつ 働きやすさを追求し
この働き甲斐と働きいやすさの掛け算の評価を上げることこそ
企業の持続的な成長を実現する と主張しています
この様なことは 社長さま方にとっては 「言われなくても 努力している」という
ある意味「当たり前」のことであろうと思いますが
この両立は大変難しいことであることも間違いのないところです
下手に両立をめざして どちらも低下するという危機感すら感じて
つい手をこまねいてしまう という事もあろうかと思います
モーレツやホワイトからの進化を日本企業の「伸びしろ」ととらえれば
日本の未来をそう悲観的に見ることもないと思える という励まし的な記事でもある
と思えないでもないように感じました