裏金問題?
(2024年2月12日 09:00) カテゴリー:所長通信新年早々自民党の「裏金問題」がマスコミをにぎわしています
検察庁特捜の追求が甘いとか どうせ・・とか 毎日色々な意見が電波にのってきますが
裏金そのものよりも 派閥を解散するかどうか にメインの議論が移ってきており
派閥を解消したら解決 といった雰囲気になっているように感じられてきました
もともとパーティー券の販売から一定の金額が販売協力した議員の方々にキックバックされ
それが政治資金報告書の収支に記載されていない といった指摘が端緒になっていたと思われるのですが
なぜ記載されなかったのか それも申し合わせで記載しないのが「当たり前」と認識されていたのはなぜか
記載せず したがって支出についても記載されていない のは 報告できないような金銭の動きがあるのか
などという議論を通して 大きな金額が闇の中で動いていたといった 非常に気味悪い動きがほの見えて来て問題となったと思っていました
それらを通して「政治には金がいる」とか「お金で政治が支配されている」とか「政治の力は金のちから」などという
まことしやかに言われていたことは 本当だったのかとか そのようなことが見えるように暴かれる という期待もあったように思います
お金の力で政治が動くのであれば 民主政治の後進性を感じますし 議員の方々の品性を疑ってしまいます
金儲けのために?あるいは力(どんな?)を持ちたいと思って議員になった?などと疑問符が飛び回ります
ある辞任された(高齢の)議員の方が 「政治の世界で力を持ちたかった そのために金を集めたかった だからパーティー券も頑張って売った」
「それが何が悪い?(うるさいな~)」と記者会見で腹立たし気に言っておられたのを聞いて
益々「?」と「ため息」は急増しました
色々なロビー活動をするにはお金がかかるが 中には「誰と」「いつ」など言えないものもある というのはあり得るし
それが国際的な活動であればいわゆる国益にも影響する・・ というのはわかる気がしないでもありません
でも具体的でなくても「そのような用途の支出」くらいは記載があってもよいし 特定の調査期間(会社における監査役?)に
報告して「是」とされていれば・・・くらいでよいか とも思わないでもありません
でも
今の解決と言われる方向は「派閥」なるものがあるから そんな不明瞭な金の流れができるのだから
その母体となった派閥を解消してしまえば文句言えないだろうというのは はちょっと違う気がします
もちろん 集金マシーンとして人が群がるような「派閥」なのだったら 存在自体が悪かもしれません
解散してしまう というのは 「存在が悪」だった ということを認めての結論なのかと疑いたくなります
政策研究の団体はOK というのは今から抜け道を作っているのですか などとうがってみたくもなります
もう一度 それぞれの議員から日本の将来についての思いや政策を直に聞いてみたいな と思います
それと 我々の知っている会社なら 経理責任者が勝手にやった などというふざけた弁明で
社長がのうのうとしていられるなんてことありえないと思いますが・・ いかが?