マリー・クワント
(2023年5月1日 09:00) カテゴリー:所長通信先日 マリー・クワントさんがご逝去されたとのニュースを耳にしました
93歳だったとのことです
街中でそのブランドの製品はよく目にしていましたが
失礼ながら なんとなくもう過去の人のような印象があったので
改めてその功績に思いをはせ 残念な気持ちになりました
私にとって 彼女はミニスカートの生みの親として強烈な印象があります
彼女がミニスカートを世に出したのは1958年ころだということですが
日本で流行しだしたのは もう少し後であったように覚えています
ちょうど 中学に進学するころで 世の中的に女の子はそれまでの膝をだしたスカートから卒業し
膝が隠れるくらいの長さのスカートにしないといけないという周りの目を感じるころで
なぜ女性は大人になるにつれ 体を隠し 性的な視線から身を待るため
あえてダサイ格好をしなければならないのか という反発の気持ちなどが生じるころで
自分は特に性を生生しく発信などしたくないのは当たり前ではあるけれど
だけれども小学校までは男女自由に自分の意志で勉強もスポーツもその他の活動もできると思っていたのに
どうして女の子だけ急に受け身的な対処を求められるのか
そのころは 明確に意識はしていなかったけれど 何か理解できないもやもやがあったころですから
このミニスカートの流行でちょっとすっきりし 救われたような気持ちになったことを覚えています
女性をコルセットから解放したのはココ・シャネルであったと記憶していますが
それと同じようなインパクトのある登場であったと思っています
現在のAIの進歩は著しく チャットGPTなどに注目が集まっていますが
私は AIを初めとするいわゆる人口頭脳には絶対的な限界がある とやはり思っています
いつもその例に挙げるのが 彼女によるミニスカートの登場で
これは 過去のファッションの変遷などいくら情報を重ねても 機械には発信できないことだと思っています
AIにはできないことの例がミニスカート と言ったりしています
そのような意味も含み 彼女のことは 一生思い続ける と思っています