「自分や他人の配偶者をどのように呼びますか」という内容で

日経ウーマノミクス・プロジェクトがアンケートを実施した(今年2月)という結果を踏まえての

日経新聞の記事を見ました

このアンケートでは

自分の配偶者を誰かに説明するときの呼び方について

女性では59.9%の人が「夫」と答え

「旦那」(18.2%) 「主人」(9.5%)を大きく離し、

男性では「妻」が35.6%と最も多かったということでした

文化庁が1999年に行った国語に関する世論調査では

自分の配偶者について既婚男性の51.1%が「家内」

既婚女性の57.7%が「主人」と呼んでいたとあるので

使われる呼称は大きく変化していると解説されています

ご本人達は「妻」と呼ばれたい「夫」「主人」と呼ばれたい とありますので

実際と希望には差があることも見て取れます

知人や同僚などの配偶者についてどう呼べばよいのかは悩ましいところで

「旦那さん 旦那様」「奥さん 奧様」という呼び方が多いとあるのには

自分を振り返って そうだなぁ と思うところもあります

私は結婚後間なしのころ ちょっと大きな買い物にいってお店の人に「誰に言われてきた?}みたいな質問をされ

「旦那さんに・・」と答えて 配偶者ではなくパトロンのおじさんのこと みたいに誤解され 

まったく予測していなかった相手の反応に どう対処すればわからなくなって逃げだしたことがあり

今もそれは忘れられません

「主人」も「奥様」や「家内」という呼び名にも 古き時代の家父長制や役割の固定観念が反映されているので

声に出して会話するにあったっては無難ではあるかもしれませんが 反発を感じます

またご自分の配偶者をそのように呼ぶ場面に遭遇すると 

その方自体ジェンダーや多様性から距離のある人というようなイメージをうけ

ちょっと引いてしまいます

最近では実際はそのような上下関係や「家」にあまりこだわっていないカップルの方が多く

役割的なあるいは家制度を意識して「主人」や「家内」という言葉をつかっているわけではなくて

あまり深く考えないで無難な呼び方をしているだけ という人の方が多いのではと思います

しかし 言葉には力があり 言葉に考え方などがは引っ張られます

ですから なんてよぶか悩ましいから手っ取り早く・・ではなく

そのようなちいさな(?)ことからも意識しないと と改めて感じました