大学の卒業式や企業の入社式の会場から出てくる新社会人の人たちに

テレビの番組がインタビューしていました

いわく

「どのように仕事をしてゆきますか」

「どのような社会人になろうと思いますが」

                  云々です

その答えの多くが

「やりがいのある仕事をしたいです」

「将来のキャリアのためにこの会社で色々吸収しようと思います」

といった内容でした

少し前なら

「仕事を教えてもらって 早く一人前になって役に立てる人になりたいです」

といった答えが多かったように思いますし

もっと前なら

「仕事を頑張って認めてもらって出世し 社長をめざします」

なんて答えも冗談でなくありました

いつの時代のどの答えがよいか というような話ではなく

新社会人として希望や抱負に胸を膨らませてスタートしていく

若者ならではの 意気込みや自負心が感じられてほほえましいものでした

また一方で その年代に応じてフレッシュマンの意識は着実に変化しているということも感じました

そこで 今の彼ら彼女らですが

「やりがいのある仕事」なるものを具体的にどのようにイメージしているのだろう と気にかかります

仕事は義務だから社会人になったらイヤなことでも頑張らないといけない などと説教する気はさすがにありませんが

しかし やりがい=したい 仕事ではないと思いますし

気が進まないことでも 一度はチャレンジしてみることは

新しい発見もあり 将来必要な経験になることも多いと思います

また自分が思ってもいなかった経験をすることによってより深く広い人間に成長するとも思います

やりがいのある=やりがいがあると思える自分のしたいことをして

そこそこやってみたら 他に移動してまた楽しく仕事できるあたらしいところを見つけて移動する

もし 新社会人の言っている 「やりがい・・」とか キャリアのために色々渡り歩く というのが

そのような意味でないことを 思わず願っている自分に気付き

改めて 自分が年を取ってしまった とため息も出ました