「アジャイル作業部会」という政府の行政改革部門が設けられたという記事をみました

今まで一度決まったら状況が変わってもなかなか修正されなかった政策について

データを使って製作効果を検証して臨機応変に政策を見直していくことができないか という

問題意識によって設けられたということです

変化の激しい時代においては必要なことであると思われます

一度決まった限り まったく不要だったり効果がなくなっていることががあきらかでも

なかなか修正したり廃止したりしようとしなかった「霞が関」にしては「やっと・・」という感すらします

どうも「霞が関」には完璧を目指して誤りをただそうとしない「無謬主義」なるものがあるということですが

この体質(?)がこの様な作業部門の設立で変わるものなのかという疑問がぬぐえないところではあります

今までなぜこのような「無謬主義」がはびこっていたのかというと

大組織に共通の課題でもありますが

多岐にわたる関係部門や関係団体等と複雑な調整がもとめられる大きな組織では 

それに係る時間やエネルギーが膨大なため 簡単には変更や修正ができないということにあるとおもわれます

とにかく前例にないことにはなかなか手を出さないのも同じ理由によるのでしょう

また 政策によっては短期的な評価で揺れることなく貫きとおさねばならない政策もあるとは思います

そのあたりの見極めは慎重な制度設計をするとして

説得力のあるデータを蓄積して 当初予定された効果が想定通りでているのかを数字等で示せば

抵抗も柔らかくなり調整も少しはしやすくなると思われます

デジタル社会では膨大なデータの収集や分析は過去に比べずいぶん進んでいますから

データの上手なまた更正な収集や分析 蓄積を駆使することが期待されるところだと思います