少し前までは 社会人になって一番最初に「報・連・相」ということをたたきこまれました

「報・連・相」とは報告・連絡・相談のことを言い

仕事の進捗状況や 何か判断に迷うことなどについてタイムリーに報告したり 常に連絡を欠かさない

勝手な判断をせずに相談する ということの大切さについて色々な場面で耳にタコができるほど教えられました

ところが 最近あるメルマガで社長への報・連・相が禁止の会社もある という話を見ました

報・連・相がなくても会社は回せるし 人も動かせる ということらしいです

そして この報・連・相の進化版として

ほうれんそうの「おひたし」 とか

「きくな」とか「ちんげんさい」というのが紹介されていました

ちなみに

「おひたし」とは「怒らない 否定しない 助ける 指示する」ということで

「きくな」とは「気にせず休む 苦しいという なるべく無理をしない」ということで

頑張りすぎた人に対する言葉だそうです

また よくないほうの言葉ですが

「ちんげんさい」は「沈黙 限界まで言わない 最後までガマン」ということだということです

この「進化」は企業を取り巻く環境の変化によるものではないかと思いながら見ていたのですが

昨今は社内外でネットワークが張り巡らされ 社長や上司と一対一の関係で報告等をする必要がなくなり

また活動等も多様化しているので 社内全体で情報を共有している必要もあり又できるようにもなってきた

ということを反映して 一対一での報告や指示ではなく全体で情報を共有することによって

一つ一つに対する具体的な指示によって動くのではなく(それでは世の中についていけない)

各人が自律的に活動することによって その協働によって全体で活動したりする働き方が求められている ということであり

反面 一人ひとりに考えて行動することが要求されので

ともすれば個人では処理しきれない情報量が降り注ぐことによるストレスを上手に回避して 

各人がよい環境で力を発揮できるように配慮することが求められているということである

と理解できるように思います

今も昔も一人の中に問題や情報をため込んでしまわず タイムリーに適格な活動をするためのシステムや方法が

求められます

それが昔は「報・連・相」であったけれど

今は、情報として発信する という形に変わってきており

それぞれがそれに即応して動くことが求められているということで

根本は大きく変わっていないとも言えそうです

組織の在り方 情報の伝え方など取り巻く環境の変化にともなって

組織の組み立て システム等々色々と変わらざるを得なくなってきており

また実際に変わってきているということだと思います