緊急事態宣言は解除されたけれど
(2021年7月5日 09:00) カテゴリー:所長通信緊急事態宣言が解除されました
テレビの報道によるとこの前の土曜日曜はほとんどの地点で人出が大幅に増加したようです
そしてこの人流が増加すると約2週間後には感染者が増加する可能性が大きいと
口をそろえての警告が言われます
今までの統計的な情報を見るとその予告は間違っていないように思えます
特別な専門知識のない私であってもグラフに示される推移をそのように感じるのですから
たいていの人はそのような危険が迫っていると考えているのではと思います
けれど 緊急事態宣言が解除されたら 飲食にいっても後ろめたい気持ちを気にしなくてよくなったと
心が軽くなるのか もう我慢しなくてよいというお墨付きが得られた気分になるのか
あるいは 経営が成り立たないという訴えが理解されたと思うのか
そして これが一番の理由だと思うのですが
自分は感染者にも伝染者にもならない
うちの店からクラスターはおこらない または出てもバレない と
思ってしまうその気持ちです
禁止するなら補償しろという意見もごもっともです
しかし コロナ禍がこれほど長引くと 休業要請された店だけが苦しい時期は済んだとも思います
個人の家計も 飲食以外の商売も あるいは製造業でも
今まで経験したことのない状況でもがき苦しんでいます
なのに なぜかオリンピックやパラリンピックは感染について非常に危なそうなのに
特別枠があるかのように見えます
それがあるから 自分たちももう自由にしてよいのだ というように感じている人もたくさんいるように思います
それなのになぜ特別待遇されるのかという具体的な理由は説明されていません
それどころか 誰がこの特大イベントの責任者でリーダーなのかも今一つはっきりしません
なぜ安全安心なのか それを確保するための方法はどのようにされるのか
それならば 私たちはどのように注意して行動すればよいのか
今こそ 司令塔がみんなに見えるところにいてほしいと思います