外出自粛要請や 長期間の休校要請で

小学校から大学まで ZOOMなどを利用した遠隔学習が行われています

今までは なかなか実現できなかったことが

必要に迫られて急に現実になってきた という感じです

それはそれで 技術的には可能となっているあらゆる方法を駆使して

少しでも学習や勉強を促進することは 必要でもあり 大切な試みでもあり

コロナ後の教育の概念を変えるような大きな変動になっていくともいわれています

これは単に家にいても授業が受けられる 

というように単純な話ではないと思われます

将来を担う子供たちに今までとは比較にならないくらい

教育を受ける機会を広げられる基礎が整えられる ということでもあるでしょうし

世界中のどこにいても 希望する話を聞けるので 

子供たちや若者が自分の可能性を発見する機会が広がるという利点も出てきます

もちろん教育は一方的に教師が講義をすればよいというものではありませんから

オンラインでも双方向のやり取りを工夫する必要ももっと求められるでしょう

そして そのうえで 双方向の触発し合うような あるいは考えを深めるような

いうならば哲学的な対話ができる場の存在もなければならないことはいうまでもありません

そのためには 多くの生徒が参加できるというだけでは成果は得られません

オンラインの遠隔学習だけでは教育は完結できないということも

現実として間違いなくあります

つまり どれだけ技術的に可能であってもオンラインを使った遠隔学習だけでは

教育としては不十分であるといえるのではないかと思うのです

そのような意味では手放しで遠隔学習の成長発展を称賛するものではないのですが

しかし 現在の日本の入試制度や学校の授業があまりに入試の成績や

〇×式の試験の成績を重視するあまり 

試験をクリアできることイコール教育の一つの重要な目的とされている現状を打破して 

子供たちが本当にしたい勉強や興味のある研究に親しめるようになる

一つの大きなきっかけにはなるような気がします

そのような意味で遠隔学習がもっと身近になればよいと思います