日常の大切な価値
(2020年4月6日 09:00) カテゴリー:所長通信なんやかんやで4月を迎えることになっています
学校の休校をはじめ イベントの自粛や集会の中止や延期の連絡が入ってくるようになって
急に身近に迫ってきていることを実感することになってしまいました
最初は 感染しても滅多に命にはかかわらないから と言っていた人たちも
問題はそのような単純なことではなく
みんなが揃って注意しなければ 色々な連鎖がストップしてしまって
自分や家族の健康というだけでは済まない問題であると気づきました
高校野球も中止になり 野球だけでなく色々な大会もすべて取りやめになってしまいました
そのなかでも卒業式ができないなどということもたくさん報じられ
それぞれの当事者の心中を思うと 胸が痛みます
せめても この経験を今後に生かして 強い人に成長してくれればと願ってやみません
とはいうものの しないで済むならばこんな経験をすることなく
一年間のそして一生の区切りに充実したよい思い出を残すことができればよかったのにと
思ってしまいます
私たちはいつでも学校はあると思い 日常生活はいつまでも続くと無意識に信じている
ということを思い知らされました
仕事場も仕事も期限があり 強制される義務と感じて
たまにはのんびり何もしないで過ごしたい などと愚痴をこぼしたりしていましたが
この度のように 日常が大きく揺らいだ時に
そればどれほど能天気なことだったかと気づきます
また やらねばならないこと 考えねばならないことなど
色々なことを いつでもできると先延ばしにしていたことにも気づきます
いつもいつも緊張した張り詰めた時間を過ごすことにも無理はあるでしょうが
いつでもできる いつかは・・・というのは何の保証もないことで
後悔することになると 今更のように思いました