AIの不安
(2019年8月26日 09:00) カテゴリー:所長通信近年のAIの進歩は想像をはるかに超えてきています
あらゆるところにAIはしみこんできています
たとえば 仕事をAIにとって代わられる不安
自分ですら気づかない自分の姿を知られてしまう不安
いろいろの不安を感じます
一方でそれでもそれをうまく使いこなすことが今私たちに望まれていることだから と
わからないなりに 努力して乗り越えようという気持ちもないことはない という感じです
このAIの不安は あまりにも膨大なデータから判断を導き出してくる そのプロセスや理由が
説明されないところにあるのではないかという気がしています
説明されないというより説明があったとしても理解しきれない といった方が正しいかもしれません
昔 よくたとえ話としてきかされた話ですが
テレビの仕組みを理解していなくてもテレビは見られるし それを楽しむこともできる
その仕組みを知ることをしなければ 利用できないというならば 現在は何も使えないし生きていけないよ
AIはその行き着く先なのかもしれません
しかし テレビやパソコンを利用するというのとケタ違いの世界が目の前に広がっており
その向こうはあまりに遠くで見えない から
一体どのような海の中に自分は漂っているのだろうかという不安がわきだし
のんきに楽しく笑っていられない ということではないかと思います
すべてを理解しつくすことは もはや人類の誰であっても不可能ではないかということはわかっていますが
しかしだからといって「なすがまま」が良いとも思えません
責めても 未来を洞察する力がほしいと思います