新人業務雑記(3)
(2019年8月7日 09:00) カテゴリー:所員ブロブこんにちは! 6月入所の新人職員です。
早いもので、入所して約2ヵ月が経ちました。
月次入力(以下、月次)にも、慣れてきました(そんな気がします…)。
月次では、通帳・帳簿、領収書の入力を通して、お客様の「取引」を把握します。
会社の外部からは分からない会社全体の「取引の流れ」を理解できるのは、月次の醍醐味の一つではないでしょうか。
月次も初めの頃は、「全てが初見、処理が分からない」状態です。
しかし何件も経験すると、どの会社様でも「毎月共通」の取引に気が付きます。
給与の支払い(人件費)、家賃や水道光熱費(固定費)など、です。
これらは、業種が違ってもほとんど同じ取引です。
基本的なフォーマット(骨格)が分かれば、しめたもの。
あとは「どのタイミングで?どういう仕訳で?」という判断や、
「+αで特別なものがないか?」という点に、
気を付ければ良いことが分かります。
どの業種業態でも「毎月共通」の取引を押さえておくことで、
「そのお客様に特有」の売上・仕入や決済方法を
より注意深く確認することが出来るのです。
特に、
・製造業のお客様…原価計算
・飲食業のお客様…一括仕入の各店舗への配分
など複雑なものは、本格的な集計表(Excel)を作成して計算します。
これらの集計表は、新規のお客様でない限り、
既に前任者が作成・検証している場合が多く、大変助かります。
あとは今月の数値をフォーマットに入力するだけですが、
何かの拍子にExcel関数がデタラメになっている可能性もあります。
入力した数値が正確に集計されているかは、最終的には自分で理解・検証しなくてはいけません。
つまり、正確な月次を行うためには「お客様の取引」の理解だけでは不十分で、「前任者の処理」もきちんと理解しなくてはならないのです。
新しく担当になった時は、
「今までの流れ(ルール)を理解した上で、今月の月次をする」
簡単なようで難しいですね。
会計・税務の知識も大切ですが、ExcelなどのIT知識(?)も同じくらい重要です。
試行錯誤の日々ですが、気付きと学びが多い環境は楽しいですね!