企業が本当にほしい人材とは
(2018年11月26日 09:00) カテゴリー:所長通信求人と求職のミスマッチといわれて久しいです
またマッチングフェアーなどというイベントもあちらこちらで開催されています
失業率が高くても 片方で求人難だといわれていますし
就職して3年以内に離職する人も減らないようです
一つの原因は 求職する側の学生のキャリアプランができていないところにあるように思えます
とにかくエントリーシートを提出しまくり 内定をとることに血眼になり
就活しているうちに どんな仕事がしたかったのかもわすれている
といったことにもなっているように見えます
片や企業側もどんな人材をほしいかということについて
やる気のある人 とか 積極的に仕事に立ち向かっていく人 といった
わかったようなわからないような言い方をしていたり
とにかく人数をあつめることが目標のようになっていたり
いずれにしても 企業にとっても 学生にとっても 何か不幸なことになっているように
思えてなりません
とはいえ いまだ社会人経験もない学生に しっかりしたキャリアプランをもって といっても
少しハードルが高いように思えます
ならば 企業の方で
「わが社は***のできる人」を募集しています などとわかりやすく呼びかける
というのはどうでしょう
一昔前なら「会社の業務命令に忠実に誠実に従い まちがっても会社批判や文句を言わない人」というのが
良い社員といわれていたように思います
今はそんなことはないでしょうが
それならどのような人が必要なのでしょうか
「専門知識のある人」でしょうか でも知識はあっても経験はない でOKですか
「文句を言わずに働く人」でしょうか 下手にそんなことをいったらブラック企業とまちがえられそうですね
「やる気がある人」でしょうか やる気がありすぎて暴走する危険はありませんか
「協調性のある人」でしょうか 協調性がありすぎて ひとりでは何もできない ということにはなりませんか
「個性豊かな人」といったら 一発芸ができますなどという人が来るかもしれません
このように考えると キチンとどのような人を望んでいるかということが
意外と企業自身にもわかっていないかもしれない と思われてきます
人間が人間を語り評価するって もともとできそうでできないことですが
私共のように少人数のところならば せめて面接でいろいろと会話をすると少しはまし みたいにはなってくるようですが
どことも社長が直接会話 というのも物理的に難しいかもしれません
しかし 就活フェアや会社案内で社長が直接思いを話されると
結構 応募や質問が多くなるようです