大阪北部の地震で、「きた~!」とあわて、

犠牲者の方々に小学生の女の子が含まれていて、

それも地震のせいというより明らかに人災と言えるような原因とわかって

胸が詰まる思いにやりきれない日々をすごしていたところ

今度は大雨が・・・・

台風や地震というと かなり身構えいざとなったらタイミングを逃さず避難もするのが大切と思うのに

雨のさなか早朝から何度も何度も避難勧告や避難指示のアラームがなっているのに

それも自宅のある学区も対象になっているのに なぜかヒトゴトのような感度の鈍さでした

鴨川も桂川も見たことのない増水で 堤防が決壊するかもしれない状況を目の当たりにしているのに

それでも「まさか・・・」

自分の家が水にのみこまれることはイメージできず

増水の映像をまるでドキュメンタリーの映像を見ているような気分でぼーっと見ていました

各地で避難できず被害にあわれた方がたくさんおられたとのニュースに

たまたま我が家のあたりは水がつかなかったという幸運だっただけで

少し違えば 命がなかったのは私だったかもしれないのに と

この鈍さを恐ろしく思っているところです

こういうのを 心理学では「正常性のバイアス」というのだそうです

つまり 自分は大丈夫という思い込みがある 人にはあるということらしいです

些細な(実は些細ではなかったのですが)異常にいちいち反応しては

身が持たないので これは正常な範囲として処理しようという心の動きがあるようで

家が浸水にあったという経験が全くないので いくら警報があろうが避難指示があろうが

ちょっと大変だけれど 今まで大きな被害がなかった場所だから(そんなこと聞いたこともないし)

大丈夫なはず などという根拠のないことを思って

本能的に心がをパニックにならないように平常心を保とうとしたのでしょうが

本当はもっと敏感に反応しないといけないのでしょう

あまりに驚くような大きな出来事が続いたせい(?)で

この所長通信を書くことを本当に見事にわすれていました

幸いに自宅も事務所も お客さまも 私のまわりでは大きな被害もなく

ただただ今は「あつい~」とうなっています

もし、しばらくおとなしくなったこのページをみつけて 困ったことが起きたのではと

気にしていただいている方がいらっしゃるなら どうぞご安心ください