セクハラ
(2018年5月7日 09:00) カテゴリー:所長通信セクハラ が世間をにぎわしています
という言い方もおかしいですが
財務省事務次官のセクハラニュースがでて
それに対する 財務大臣の意見や政府側(?)のみなさんの意見があまりにあまりで
今はいったいいつだろうと思ってしまいます
その昔セクハラという言葉が言われ始め 企業等で研修なども盛んになったころ
性的な嫌がらせや脅かしと説明され
それは直接的なものでなくても(すなわち直接言われたとか触られたとかでなくても)
職場環境などでもそれに対して嫌悪感を持たれるならば それはセクハラですよ
というような説明を受けた覚えがあります
それまでは 男性による性的なニュアンスをもつ卑猥な言葉に 恥ずかしがったり 嫌悪感をあらわにすると
そんな女性は職場には適さない人 といった烙印さえおされていたように思います
それがやっと「いけないこと」と広く認知されるようになってきて
いやならばいや といってもよいのだと思えるようになってきた
と思っていたのに
いまだに働く場での男社会の実態がそれほど変わっていないということがあらわになり
愕然とした思いに駆られた人は多数おられると想像します
[#MeToo] というカードを掲げた人たちに「あのような人たちにはセクハラする気も起らない」といったコメントが
冗談だから といったニュアンスで語られる なんて 空いた口もふさがらない というところでしょう
私はそれが その辺のお酒の席での酔っ払いのたわごならば ともかく(だから許せる・・ではもちろんありませんが)
女性の人権や働く環境・・とリードすべき部署で 「なんでそんなことでとやかく言われるの???」という感じで
捉えられていることに 日本の後進性をみる思いがします
後進性といより 日本の精神性が荒廃してしまって
他人の痛みや気持ちを察するという人間的な感情が崩壊してしまっている と言っても過言ではないと感じています
これでは 口先でどんなよい政策をうちだしても 何も進展しないし、経済に寄与するわけもないですよね
世の女性は まだまだ戦う覚悟がないと仕事人として一人前に扱ってもらえるように進出していけないし
そこまでしてまでというのでなければ わざわざしんどい思いをしに出ていきたくない
と 本能的にわかっているのですね
本当に働く場所で男女共生するのがよいと思っておられるならば
もう少し(働く)女性に対して謙虚になれば?
と社会をリードする(?)男性方にお勧めしたいと思っています