夏休みもあと少しの時期になってきました

この時期になって まだ宿題が全然できていないと

親に叱られ 泣きながら机に向かう というのも

一つの風物詩と言えるかもしれません

すでに学生時代を懐かしむ年齢になると 

これも懐かしい思い出になっているようです

私は 何かやらなければならないことがあると

それが頭から離れず しんどいので 早く楽になるために

夏休みの宿題などは 7月中に完成し あとは観察日記などのような

その日にならないとできないことしか残っていない という子供でした

それを言うと「優等生はちがうね~}などと 皮肉交じりに冷やかされますが

これは勉強ができるからとか 先生の覚えがめでたい生徒だから というのはではなく

単に性格的なものだと思います

すなわち

「今日できることは今日中にしてしまおう」という性格か

「今日どうしてもしなくてよいことなら いくら暇でも今日しない」という性格か

の違いだと思います

これも 別にどちらが良いか というものでもないでしょう

「今日できることは今日中にしてしまおう」という性格の人間は

えてして なんとなくそれができないと できなかったことを気に病んだり

無理しなくてよいことまで無理してしまう 

なかなか回りを見回して新しいことに気づくという余裕がもてない という弱点を持っていますし

「今日しなくてよいことは・・・」の人間は

毎日を楽しくすごし いろいろな発見や想像にウキウキする などということができ

結果幅広い 穏やかな日々を過ごせるなんていう特典付きになります

たぶん最悪は

「今日しなくてはいけないと思いながら だらだらすごし結果 明日でもよいか・・」となってしまうタイプでしょう

そして ほとんどの人はこのタイプに属しているかもしれません

では このタイプの人はよくないのか というと 実はそうでもない とも思います

切羽詰まると とんでもない集中力や発想が出てきたり 要領が良かったり という長所を発揮したりします

一番してはいけないことは 自分のあるいは子供のタイプを考えないで

無理やり何かの枠を自ら課して しんどい毎日を過ごすことなのかもしれません

もっとも親の立場からすると 結局自分のしたことのしりぬぐいができないくせに横着な・・・とイライラしてしまうことになりますが

夏休みの終わりに 泣くのに懲りたら 来年はどうしようか と貴重な経験となればよいですね