みんなで決める は 誰も責任をとらない ということ
(2012年10月1日 10:00) カテゴリー:所長通信何かを決めるとき よく ミーティングをして 決めます という方法がとられます
その趣旨は
決定しなければならないことの内容を皆がよく理解して 実行することができる
とか
自分も参加して決めたことならば 協力しないわけには いかないだろ
とか・・・・・Etc。 いろいろあると思います
しかし
みんなで決めたことが うまく行くときは 成果がでたわけですから みんなで力を合わせたから成果がでた と盛り上がりますが
いまひとつ のときは
「あの時 本当は賛成ではなかったが **さんが強力に主張するから 反対しなかった」
とか
「みんな やる気で賛成したのではなかったのか・・」 などと 評論家になったり
成果が上がらない理由は自分ではない となることが多いように思います
なぜ このようになるのか
誰しも うまくいかなかったことの責任は取りたくないからです
「自分の力も足らなかったかもしれないけれど 私だけが賛成したわけでも 頑張らなかったわけでもないし・・・・ 責任はみんなにあるよね・・」
ってことになるようです
そうなのです
みんなで決めたことは みんなで責任をとる
ということは
だれも 責任はとらない
ということなのです
やはり リーダーが必要なのです
しかし これは 一人の人が 強引に何かを推し進めればよい ということではありません
リーダーのもとで 意見は出しつくし 検討は十分にしたうえで 最後は責任をもってリーダーが決定する
という決定のしかたをしなければならない ということです
日本の現状もそうですが
本当のリーダーシップがとれるリーダーはいない
徹底的に話し合うこともしない
皆できめたから みんなで実行 みんなで責任 と 顔の見えない誰かに期待して 誰も何もしない
このようなこと 身近にありませんか?