相続とは?
(2016年8月15日 15:15) カテゴリー:所長通信私共では相続の申告や相続のご相談をうけることがよくあります
p場合によっては遺産分割の協議にも同席します
pそのような機会に相続って何だろうと思うことがあります
pたとえば遺産分割で
p昔は長男が全部相続するのがあたりまあえだったけれど
p今は新民法(旧民法?を知っている人っているのかなって感じですが)だから子供は平等に相続するのですね
pなんて話がでてきますし
p相続のご相談でも
p子供達はみんな東京や外国にいて、こちらにある不動産なんかいらない と言うのですよ
pなんて話です
pどうも相続とは財産をもらうこと(あげる事)と言うように思っている人が多いようです
pもちろん私共の仕事でいうならば 不動産を評価し、現金預金を網羅し とまさに亡くなった人の財産をどなたが相続し
pその結果相続税の納税額はいくらになります という無味乾燥な作業ですから
pその意味では財産をどう分けるか という話であることに間違いはありません
pしかし、相続とは表面的には財産を相続人にわけて所有をひきついでもらうことでしょうが
p家屋敷を承継する 自社株(同族で経営している会社の株)を承継するという時
p目に見えるものは不動産であったり 会社であっても それらに含まれる思い出や心情
pもっというなら 家訓やそのご一族の文化を承継するのではないでしょうか
pうちなんてそんな古い家ではないから 相続する物なんか何もない とか
p父が長男でないので仏壇もないんです といっても
p毎年お正月にはみんなで集まって神社にお参りに行く とか 大晦日にはみんなでゲームして遊ぶとか
pお盆にはなんとなくみんなで墓参りにいって 帰りに食べるかき氷が子供のころは楽しみだった
pといったたわいないことでも
p毎日の習慣や 季節季節の習慣といったそのご家族だけの習わしなどを
p思い出とともにこれからは自分たちが声を掛け合って続けていく
p自分たちが子供のころ体験した家の行事を自分たちの子供達がまた体験する
pそのようなのが 本当の大事な相続ではないのかな と思います
pその家の行事ごとといっても本当に簡略になったり忘れてしまったりというのが一般だとも思いますし
pするとなったら結構邪魔くさかったりもすると思いますが
p相続ってそんなものなんだ と思えば 相続対策も 誰が何を相続するのか といったことも
pまた違ったものになることも有るだろうな
pお盆の季節 そんなことも思ったりします