マイナンバー配賦開始
(2015年10月13日 09:00) カテゴリー:所長通信いよいよマイナンバーの配布が開始されました
いろいろなことが見えてきています
たとえば、病院や養護論人ホームに入院中の高齢者のかたの受取について
その方が独居の方だと自宅に送付してもらってもうけとれないので
各施設で受け取ってあげるためにその旨の申請をしてください とか
その後カードを申請するために(カードがなければその後の各種の手続きもできないとか)支援してあげてください
とかです
日常生活が不自由な方のためにお手伝いをしてあげる ということについては異論があるわけではありませんが
会社で源泉や社会保険(健康保険や厚生年金)の手続きをするにあてたって
従業員さんやその家族のマイナンバーを預かるにあたっては かなりセキュリティ上の注意が要請されています
正直な感想を言うと 大会社ならともかく 従業員さんが10人程度の小企業の場合
内閣府のいうガイドラインを守ることは不可能に思えます
パソコンだってみんなで共有 ネットのアドレスだって会社で一つ サーバーはない といった会社でどうせよというのですか
という感じです
そのような会社は むしろアナログに紙に書いて その紙を社長が自分の金庫で保管しておくというのが実は一番のように思っています
もちろん 高齢者の施設ではセキュリティが甘い と言っているわけではありませんが
従業員さんのマイナンバーをお預りするのとはまた違った注意が必要になります
まずはお体がご不自由な場合はご本人の指示や依頼によって同行して手続きをしてあげる ということになるとおもわれますが
その場合の同行者はそのようなことの担当者として限定しておく必要があることになります
まだそこのところは お忙しい担当者によりたくさんご負担をおかけするというところでまだ済みますが
認知症などが進んだかたの場合 まったくその方に代わってマイナンバーを受取り 安全に保管し 必要な手続きをするということになります
それは介護職員の仕事ではなく ご家族がおられない場合 成年後見人のような方にお任せすべき仕事ではないかと思います
新聞をみていたら 町内会でまとめてカード取得しては などという記事がありました
国勢調査でも個人情報が漏えいするということにはかなりの配慮がなされているように見えます
マイナンバーがそれ以下ということはありえないと思うのですがいかがでしょうか
内容を見る限り 個人情報の塊といったもので 悪用しようという人に知られてしまったら 振り込め詐欺どころではない被害がでると思われます
それも被害にあったからといって あらたにマイナンバーを取得するということはできないということです
また、将来的に病歴などもわかってしまうことになると あらたな差別が表面化するといった心配もあるかもしれません
私が心配ばかりしているとは思えないですが マイナンバーカードが全員が取得するには3年はかかるというようなニュースもある中
もう少し時間の余裕をもって 各人各社の責任ではなく 国や地方自治体の責任で管理運用していく といったやり方を考えてから施行しても良いように思うところです
みなさんはいかがお思いでしょうか