私共の事務所でも小さな子供がいながら働くスタッフがいます

子供を保育所に預けて 仕事に来てくれています

本人たちの働き続けようという気持ちにできるだけ応えたいと思っています

というのも専門職であっても 資格さえもっていればいつでも仕事があるというわけではなく

現場とつながっていないと「ウラシマさん」状態になってしまい

せっかくの能力がうもれてしまうことを残念に思うからです

とはいうものの 何百人 何千人の社員の中の数人ならともかく

10余人のなかの2人は割合としては大きいです

また、小さい子供は体調の変化も大きく

始業直後に保育所から連絡があって 「迎えにきてください・・」などということも

日常的にありうると思っておかなければなりません

私自身は 実母の献身的な助けのおかげで なんとかこの年まで仕事現場にとどまっていますが

自分の事務所だからできた とよく言われます

そうかもしれません

誰も私の仕事の代わりはできないなかで

子供のことでお客様や同僚に迷惑をかけていると思われたくない と歯を食いしばってきた本人は

自由業と言われるけれど 365日仕事の不自由業なのに とぼやいた時期もありました

少し前まで(今でも?) 子供を犠牲にして働くほど生活が苦しいわけでないならばともかく

そうでないのに自分のキャリアを大切にするのは子供を犠牲にしている人で

そんな人は母親ではない という陰口も耳にしました

子供に「お母さんお仕事でさびしい~ね~。かわいそ~ね~」と堂々と言いう人もたくさんいました

悪気はないとわかっていても 非難されているようで 子供にたいする罪悪感がむくむくと頭をもたげてきました

時代は変わった とはいうものの 私と同じ苦労をしなくてすむらば 少しでも力になりたいと思っています

現場の仕事から引退したら 私共のような自社で保育所を持てない中小企業で

従業員のための保育施設を共同で運営するなどという活動ができないかなどと夢をみています

9時~5時でない 働く人の立場からみた預けやすい保育施設を夢見ています