私がこの言葉を知ったのは 少子化問題を考える研究会でした

少子化から出産育児に対する施策と考えていく中で

単に保育所をたくさん作ろうとか

残業をなくすとかではなく

私たちの日常のなかでの仕事と家庭にかかわるバランスの問題として考えていく必要があるのではないか

ということになったのです

その時少子化を克服した事例研究としてフランスの少子化政策も勉強にいきました

やはり フランスでも最初は 保育の問題であったり 助成金の仕組みであったりという取り組みであったけれど

数年経過ののちはワークライフバランスの問題として取り組むようになった ということでした

年末から新しくスタートした安倍内閣でも女性の労働力に期待する施策が経済成長や活性化につながると

議論されているようです

日本では管理職に占める女性の割合が諸外国とくらべても低いので その割合を高めるように奨励するといったことにも

取り組むことになるようです

女性の社会進出は大切なことですが 単に仕事をするあるいは管理職につく女性がふえればよいということではないと思います

世の中の女性が(ということは男性もですが)どのように家庭と仕事とバランスよく生活できる環境が整うかという

根底のところをもっともっと考えないといけないのではないでしょうか

仕事をするキャリアウーマンがほしいというなら現状で子育てを求めるというのはないものねだりだと思えますし

出産育児を奨励するあまり 女性は家庭で子育てするのがよい などというセリフが聞こえてきたり

まだまだ女性の戦力化も少子化脱却も出口は遠いように思います

女性にとっても子供にとっても良い世の中になってほしいと思います