2014年の世相を一字であらわす「今年の漢字」が「税」にきまったという発表がこの12日にありました

消費税が8%となり家計への負担が増加したこと

税金の使い方を預かる政治家の「政治とカネ」問題が頻繁にニュースになったことなどが

その理由とされていました

ちなみに2位はスポーツイベントでの日本の活躍やエボラ出血熱の大流行を理由に「熱」

3位は「嘘」であった という発表でした

1位2位3位のどの漢字も今一つ印象は明るくないように感じます

そう思うと 確かに集中豪雨による土砂崩れなどの災害もあり

景気回復も大手企業の利益金額の発表ほどはよくなっていないような気もします

円安にしてもドル高による結果(?)と思われますし

内定率が高くなったといわれても 就職事情(働く環境)がそれほどよくなったようにも思えません

相変わらずブラック企業に働く若い人たちの悲しいニュースも目につきます

景気の先行きも 環境保全も 生活の品質向上も どれも今一つ感が付きまといます

歳の瀬を迎え 大雪の被害のニュースもあり 便利で快適になったと思っているインフラも

豪雨による災害と同様 思っているほど大丈夫ではない もろいものかもしれない と思わされました

何か 今までと同じ感覚 考え方ではいけないような気がします

危険ドラックが原因の信じられないような事件を見るまでもなく

ただ単に お給料が上がり物質的に困らない ということを持って景気回復などとうかれていてはいけないのではないか

私だけの快楽 楽しさ 今日だけのやすらぎ それを追い求めるだけではいけないのではないか

それらも捨てがたいもので 大切でもありますが もっともっと根幹にある 人間としてのありよう 日本人としてのありよう

それを皆が真剣に考え本当に取り組まないと 本当に後悔してもしきれないことになりそうで恐ろしいです

いつも年末を迎えると同じことをいっていますが 来年こそは 良いお年をみんなでむかえたいものです