「生きやすい」から「生きにくい」時代
(2014年11月25日 09:00) カテゴリー:所長通信どこかのエッセイか何かで「現代社会は生きやす過ぎる」
「平均寿命は延びて日常に飢えや命の危機が感じられない」
だから「生き抜く切迫感がなく コンビニ化した社会では面倒くさく時間のかかることはどんどんなくなっている」
というような言葉を見ました(見たような記憶があります)
生きる苦労がないから 何のために生きるのかが見えにくくなり 一生懸命生きようと意識する機会がなく
なんとなく食事をして睡眠をとって時間がすぎていく という毎日に流されている
だから 命の大切さに鈍感になり 自分の命すら大切にしなければ と思わない
生きていても 死んでも あまり変わらないのではないか などという
とんでもない 精神状態にまでなりかねない みたいです
そのような「幸福な」社会で生きている私たちは
ある意味とても「不幸な」人たちかもしれません
とても贅沢なことではあるのでしょうが それを贅沢とも感じていないように思われます
そして その割には 自分ひとりでは何もできなくて スマホやラインでいつも人につながっていないと
不安に押しつぶされそうになっているのです
特に若い人には是非お勧めしたいことがあります
とてもできない と思えるようなことにあえてチャレンジしてみることです(動画サイトでみるようなおバカな行動のことではないですよ)
そしてそれを誰にも頼らず 自分で決め 自分ひとりで実行するのです
とても勇気のいる事ですし 現在では自律していない親がそれを阻むかもしれません
しかし いつかどこかでそのようなチャレンジをして 主体的な人生を手に入れることが
本当の大人になるために必要だと思います