確定申告の税務相談
(2014年3月27日 10:00) カテゴリー:所員ブロブspan style=line-height: 1.5em;毎年確定申告時期になると一般の方々を対象にした/span
「税理士による税務相談」、というのが税務署や公民館などで行われます。
私も2月末にこの相談に行ってきました。
この日は200人以上の方が来られ、10人の税理士で対応しました。
色々な方がお越しになります。
①座る前から、「ありがとうございます。お手数をおかけしてすみません。」
とお辞儀をされるおじいさん。
何を質問しても
「はい。ありがとうございます。ございません。」と礼儀正しく、
「医療費が多かったので、今年は還付になります」と告げると
「ありがとうございます。ありがとうございます。」
と深々とお辞儀をして下さいました。
私が還付するわけではないのに、とこちらも恐縮してしまします。
②次は、お父さんの医療費控除の申告に来た、という男性。
初めからふんぞり返って椅子に腰掛け、腕組みをし
なんか文句でもあるのか、くらいの勢いで私を見ていました。
こちらも一応仕事なので
「扶養されているご家族は?」とお聞きすると
「ない」
「生命保険等はかけてられますか?」
「ない」
「寄付金は」
「ない」
ですよねー、と言いたくなりましたが
「あちらで電子申告してお帰り下さい。お疲れ様でした。」
と見送りました。
③続いて腰のまがったおばあさん。
「主人が今年は医療費が多いから行ってこい、というので来ました」
とまず手持ちの資料を机いっぱいに広げられました。
医療費の領収書・血液検査の結果・次回診察の予約表・H24年の年金源泉徴収票等・・・
「すみませんが、H25年の年金の源泉徴収票はありますか?」
「みんな持ってきましたけど」
「そうでしょうけど、それがないと申告できないんですよ」
「どうにかなりませんか?」
「私にはなんとも・・・。年金はH24年と同じですか?」
といってH24年の源泉徴収票をみると源泉徴収税額がない。
「たぶん、今年も還付はないと思います」
「えっこんなに医療費使ったのに・・・」
丁寧に説明し、納得して?帰って頂きました。
来年もまた確定申告の時期は来るのですね。