顧客満足とは
(2013年10月21日 09:00) カテゴリー:所長通信私共の事務所でも 顧客満足 ということにこだわった仕事をしよう と言い続けています
ISOの認証もいただいています
常に お客さまに喜んでいただけるよう 心を砕いて感性を研ぎ澄まして・・・という感じです
その反面 業種がら いくらお客様の要望でも脱税のお手伝いをするわけにはいきません
どんなお仕事でも 悪いこと(法にふれるようなこと)の片棒を担ぐようなことはできないのは当たり前ですが
節税のアドバイスをするのが あなた方のお仕事でしょう という要望があったとして
このお客さまは どのように対応すればご満足していただけるのでしょう?
節税できるようないろいろな知恵をだして 節税してあげればよい と言うのは簡単です
でも、明らかに合法的に大きく節税できる というのは あるようでなかなかありません
世間でもてはやされる 究極の節税 と言われるようなものは
たいてい 税法等にまだ隙間があって 明確な禁止規定がない とか 解釈が分かれる余地がある
といった場合に 節税に働くように行動しましょう というようなものです
もちろん 理論的にも十分正当性や妥当性が主張できるといったものもありますが
現実には 後で法が改定されたとか 通達が出た といったところで あえなく利用できなくなるといった手法であるが
現在はまだ禁止されていない ということは 違法なことをしているわけではない というところを利用しているわけです
それでいうなら ●月○日より取扱いが**となります と明確になっているときに では●月○日以前ならOKなのですね
といったたぐいが 一番リスクは少ない と言えるかもしれません
それはさておいて
私の判断では税務リスクが大きすぎる と思った時 どのようにしてお客さまに納得してもらえる説明ができるか
が大問題です
税務リスクを十分説明して それでもというなら お客さまの自己責任ということで実行する
あくまで そのようなことをしないよう説得する
大きくはこの二つになるのでしょうが いずれにしても お客さまとの関係が悪くならざるを得ないと覚悟することになります
また そこで お客様のことを考えてのアドバイスなのだから きっとわかっていただける とか
私は正しいことをいっているのだから 仕方がない と自分を正当化しても 意味はないとも思います
今までの仕事の中で 私共のお客さまは 税務リスクが大きい理由やその金額をはじめとする影響を 説明し
あまりナイスアドバイスではないかもしれないけれど 思いつく限りの代替案を申し上げると理解していただいて
無難に乗り越えられた という 場合がほとんどで 大変ありがたいことだと心から感謝しています
でも 時々 本当に納得してくださったのか とか それでももっとよい代替案がなかったのか とか
悩みの種はつきません
そのように まだまfだ力不足だ と悩むようになって初めて一人前 と言って下さった先輩がありますが
この年になっても もっと勉強しないと もっと経験を自分の肥やしにできないと と思い続けています