先週のこの欄で「女性の視点」という言葉(言い方?)について少し述べましたが

防災職員の女性登用はまだ1割程度で 

避難所にもっともっと「女性の視点」が必要という記事を見ました

身近に経験した能登半島大地震でもたくさんの人が被害にあわれ 避難所生活を余儀なくされました

その昔 阪神淡路大地震の時 

当時まだ最新だったメールのグループで現地の友達に「生理用品」が不足して困っている と聞いて

「はっ」としたことをいまだにはっきりと思い出します

食料 水 寝具・・・と色々と必要なものを考えたとき 

私も女性であるにもかかわらず「生理用品」はすぐには思いつきませんでした

赤ちゃんのおむつや粉ミルクは思いついても 母乳を飲ませる場所の確保はすぐには思いつきませんでした

そのように考えると 生理用品や女性用下着を配るのも女性にしてほしいだろうとも思いますし

着替えの場所の確保にももっともっと気配りが必要だとか 

次から次におもいつきます

そのように思うと「女性の視点」というのはジェンダー差別というのは思想や生活の基礎的な考え方ではあっても

現実の生活を少しでもストレスを少なくすごしていくためには 絶対必要な視点であると改めて思います

もちろん「男性の視点」が大切なことも当たり前です

避難所の生活という極端な場面では よりそれらが明確に見えてくるということなのでしょうが

ついつい流されてしまいがちな日常生活においても 

自分では想像できない自分とは違う人それぞれの都合や思いをくみ取ることが大切になっています

身近なところからそのようなバランスにも配慮した仕組みを構築していかなければならないとつくづく思います