はやくも あと半月足らずで今年もくれようとしています

この時期になると「一年を振り返って」の花盛りとなります

7月から8月であっても 11月から12月であっても 月がかわるだけ

12月から1月にかわってもそれは同じ と考えるむきもあるようですが

3月から4月や12月から1月は やはり新しい年度 あたらしい年を迎えて

一区切りという気持ちが起こるせいか

過ぎ去った一年を振り返り反省して 来年こそは・・と新たな思いをもつことになる人も多いのではないかと思います

私自身 今年一年を振り返ると

1月にペットの犬がなくなり 自分の余命を考えるともうペットはあきらめたほうが良いのだろうと思いました

2月にはコロナに感染し 軽傷ではあったものの周りの皆様のお助けに胸を熱くしました

5月には学生時代からの仲良しグループで集まっていたミニミニ同窓会を自分たちの年齢を考えコロナ感染を危惧して中止しました 

8月には孫と遊んでいたプールで足をすべらせ周りから溺れたと思って驚いたなどと冷やかし半分注意するよう言われました

9月には秋を控え隣家からの落ち葉についての苦言をうけて隣家と近いところにある立木を数本涙を流しながら伐採していただきました

11月には事務所の経理について新しいシステムを導入することになり 慣れ親しんだやり方を禁じられた格好になり 
自分自身の中にある抵抗感や無力感と闘う気持ちを奮い起こすのに一苦労しました いや まだ苦労して戦っています

いずれにしても 見ないようにあるいは考えないようにしてきた自分の年齢をこれでもかと突きつけられたような気がし

これを素直に受け入れると 何事にも周りに迷惑をかけないようにと消極的になり老いの加速を促進しそうで恐ろしく

抵抗しようとすると 年寄の冷や水とか 老害とか言われるような言動となり 周りに迷惑をかけるのではないか とためらい

明るく楽しく心安らかに日々を送ることのむつかしさは 若いころ想像していたほど甘くないと思い知らされました

今 高齢者と言われる人は増加していますが 皆さんこのような思いをしておられるのかしら などとふっと思い

またこれは政治や福祉が直接的に解決してくれるというものではなく 

あくまで自分自身の問題として向き合うことで これを昇華できれば やすらかな晩年というか人生の終わりを迎えられるのではなどと

少し宗教的(?)な心持になって一年を振り返っています

属人の私はそう簡単には悟りの境地にはならないと思いますが 

立派に晩年を過ごされた先輩方の足跡を見せていただき 上手に枯れていこうなどと思ったりしています