過日 新聞を見ていましたら タイトルのような見出しが目に飛び込んできました

同志社大学グローバル地域文化学部の見原准教授と学生が

インターネットを悪用した性暴力から子供を守るために

欧州評議会が作成した絵本を 翻訳しネットで公開したという記事でした

タイトルは「キコとせんのわたしどり」

写真を食べてその写真をどんどん増やす特別な力を持つ「せんのわたしどり」という鳥に

主人公のキコが自分の写真をばらまかれそうになる   というストーリーで展開される絵本で

仲良しの「ピパ」から 

写真を撮るときは相手に確認する

自分の写真は自分のものであり、嫌な時は嫌という 

といったルールを教えてもらう 

とSNSルールを絵本を通して子供たちが学習できるようになっている絵本で

欧州では約20カ国語に翻訳され学校などでつかわれている絵本と紹介されていました

日本でもSMSを通じて子供が(必ずしも子供だけではなさそうですが)自分の裸の写真を送らされるといった被害が相次いでいることもあり

子供の権利や虐待の問題について研究されている見原先生が授業の一環として取り組まれた活動であるとのことでした

取り組んだ学生たちは

「自分の体の大切なところを見られたり 写真にとられたりするべきではなく、他人のプライバシーも尊重しないといけないということを

早い段階から知ってほしい」とはなしていると記事は伝えていました

私の家族でも万が一の困ったときのために 小学生の子供に携帯電話を持たせていますが

写真機能があるので おふろ上りなどに子供同士でお互いの裸の写真をとってふざけ合ったいることがありました

男の子同志のたわいもないセクシュアリティーのにおいも何もない出来事でもあり ここで声を上げるべきか迷いました

変に意識させる結果になってはいけないと躊躇する気持ちもありましたが

この様な行為はふざけといえるものではなく 嫌な気持ちがする人もいるから 絶対してはいけないと

できるだけ普通の会話っぽく注意しましたが 本人たちはいじめのような悪気のある遊びでもないし自分たちは嫌な気持ちもしていないのに「なぜ?}っと

今一つ理解できていないようでしたので どのように教えたらよいのか気になっていました

そのような思いもあって この記事にあった絵本を見せたいと強く思いました

このキコシリーズの絵本は他に「キコとおててさん」があるそうです

下着で隠れるからだのパーツは他人から触られるべきではないという「したぎのおやくそく」を伝える内容だそうです

なお、このシリーズ2冊と大人向けガイドブックの日本語版は

欧州評議会の「したぎのおやくそく」ホームページ(https://www.coe.int/en/web/children/underwear-rule)

でダウンロードできるとのことでした(京都新聞 9月15日)