コロナと戦う
(2021年6月7日 09:00) カテゴリー:所長通信初めての緊急事態宣言が発出されてから1年がたちます
第4波にみまわれているといわれてからもだいぶ時間が経過しています
緊急事態宣言も何度も経験すると 最初のころのような緊張感もうすくなってきているように感じます
人類全体での初めての体験なので 科学的な根拠を持ってといわれても
その根拠自体が確実に信じられるものではなかったり ということもあるでしょうから
必ずしも政府ばかりを責められるものでもないとは思います
しかし コロナとの闘いが長期戦になるにつれ
緊急事態宣言下で協力をしたりガマンをしてきた企業も力が尽きてきたり
残業代も賞与も昇給もなくなった家庭では住宅ローンが払えなくなって自宅を手放す人も多いとか
少しの知恵や工夫では乗り越えられない事態になってきています
その中で 「店がつぶれるくらいなら・・」と深夜まで酒を伴う営業を堂々(?)とするお店があったり
休業要請は経営の自由を侵す と訴える企業があったり
合いたい人と食事したり 飲みたいお酒を飲めないのは個人の自由な生活する権利を侵しているという声もあります
この様な「和を乱す」行動が大っぴらにされると 「正直者がバカを見る」と憤慨するむきもあります
かと思うと 休業や外出自粛を要請するなら「お願い」ではなくきちんと保証すべきだという意見もあります
喧々諤々議論がされることはよいことだとは思いますし
良い提案や行動はどんどん推奨されるといいなとも思いますが
私はそれらを聞いて
どの意見も間違ってはいないけれど 直に心にも響いてこないという印象があります
かといって ではあなたに何が出いるかと言われれば
医療従事者の方々をはじめ 苦しい中で頑張って 踏ん張っている人に感謝をささげ
できる限りの協力をし 結果的であっても応援できればと行動することしかありません
そんな私がそれでも心の隅で何かざらつくものを感じるのは
多分 私は今は有事だと思っているのに
色々な意見や行動があまりにも平時の考え方や判断基準をもとにされているような気がする
このギャップにこころの隅がざらついて 素直になれないのだと自分では考えます
過去の忌まわしい記憶がまだ多くの人の中にある中で
有事だから 戦いの最中だから と多くの人が流されていくような
そのようなことも仕方がない と考えているわけでは絶対ないです
しかし 「平和ボケ」ではないですが
もう少しみんなで協力し合ってコロナに向き合って団結しましょう くらいの力があっても
よいのではないかと思ってしまします
どうなんでしょうか?