AIと人間
(2019年11月11日 09:00) カテゴリー:所長通信先日 AIに関する開発の第一線で活躍されている方に
AIについてのお話しを聞く機会がありました
専門的な内容については (当然ながら)外国語のお話しを聞いているほど
ぼんやりとしかわかりませんでしたが
AIのますます成長発展するなかで 人間にしかできない役割について
今までボーっとしていたところが少しはっきりしてきたように思いました
AIは
ルールが明確に存在している問題には強く(ボードゲームは人間に勝つこともできる)
AIスピーカにみられるように会話や自由なコミュニケーションもできるようになっている
また自動走行車が実用段階に入ってきていることからもわかるように
産業ロボットのようにヒトの動きに近い動きもできるようになっている
そして医療診断の場面では専門家の高度な判断を支援する
といったように さまざまのシーンで活躍を始めているという紹介もあり
一様で一元性のあるところに強く 完全性の高いデータがあり 正解が存在する場面で強みを発揮するという
AIの一つの特徴が整理されて理解されました
また先端では 複合的で多面的なところでも また不完全なデータしかなく 正解のない問題にも
踏み込んできているようです
以上は 一生懸命聞いた私なりの理解で 違っているかもしれませんが
では そのようななかで人間が望まれる役割は何か というのが私のもっとも興味のあるところですが
それは アイデアを出す 解決すべき問題を思いつく そのために現象や事象等の定義をする
ということになるようです
人間に要求されるのは 人間だからこその本質的なところ
感情 意思にかかわること
倫理観や善悪の判断について
理念や信念 に関するところのようです
もう少し広くザックリというと
価値観や哲学といったあたりかと思われます
ということは
国や民族 地域によって 同じ目的で開発されたAIでも中身は違うかも・・・
その場で先生のおっしゃていた言葉ですが(またまた私のバイヤスだらけかもしれませんが)
「人間は個性があって存在する
色々な個性が集まっているから成長する
社会は多様性がなければ破綻する」
つまりは
情報やデータがないところを想像をめぐらして作り出すのは人間である
ということなのだと理解しました
人間として成長し存在したいと思ってます