先日あるドクターの講演が大変良かったという話を聞きました

医療の現場でもAIの活躍する分野は広くなってきているが

患者さんの顔をみて 家族構成やその方の性格や死生観なども十分理解して

治療方法を選択し患者さんに向き合うというのは人間のドクターにしかできないことである

というようなお話であったということでした

医療の現場でも より検査の技術や画像診断についてはきっとAIは活躍しているのだろうと思います

しかし 何万人の患者さんのデータを読み込んでも ちょっとした表情を読み取るといったことは

データー化もむつかしく 患者さんでも医者によく思われたいといった感情で必ずしも性格な受け答えをするとは

限らない などAIにはなかなかなじまない要素もたくさんあるだろうと思うと

そのお話が 一流の第一線で活躍されてきたドクターの言葉であることも

あって 非常に感じるところがありました

医療というもっとも人間的な現場の話だから・・ではなく

学習機能を持ったAIだから いずれ人間をしのぐような頭脳をもてるようになる 

というのではなく

AIというのは すでに起こっていて人間がそれを与えてデータ化できるものや分野については

人間の頭脳をはるかにしのぐ容量もあって活躍できるものである ということをよく理解して

そのような「機械」人間が利用するのだ ということを今一度はっきりと認識しておくべきではないか

と思うのです

私たちが生活している この社会では 何が起こるかなどとはわからない不確かなものですから

過去になかった(データがないような 想定外の出来事)には まったく役に立たないはずです

そのような想定外を想定したり ちょっとしたサインを見逃さず相続力をはたらかして洞察する

というのはまさに人間にしかできない仕事のはずです

自分たちの想像はあるいは予測は夢のような 過去データで証明できないから 計算できないから

客観的な(過去データがある)データな裏打ちされたものこそ信じられる という誤解はしてはいけない

のではないか とのように思うのです