高浜原発の運転延長
(2016年7月19日 09:00) カテゴリー:所長通信ちょっと前のこと(6月下旬)
p原子力規制委員会が運転開始から40年以上経過した関西電力高浜原発1,2号機の運転延長を認可した
pというニュースがあった
p福島での事故を踏まえた新規制基準のもとでの延長の認可ははじめてとのこととある
p原発のある福井県だけでなく 近隣の京都府や滋賀県の知事が
p「国民、県民には根強い不安がある」「時間をかけてキチンと説明を求めたい」とコメントされている
pけれども それ以後 「キチンとした説明」がなされたとの事実はどうもなさそうです
p記事をみると
p福島原発事故後に改正された原子炉等規制法で
p原発の運転期間は原則40年と定められ、規制委が認可すれば1回に限り最長20年延長できるとのこと
p「例外中の例外」と思われてきた延長が時間切れを怖れたかの如く優先的に認可されたようにも見えるといわれています
p高浜原発に万が一事故があると 琵琶湖が汚染され近畿一円の飲み水が失われると聞いたこともあります
p一度汚染されれば 原発のある地域だけでなく 飲み水をとおして広い範囲で人々の生活が失われるという
p避難すればよい といった簡単な問題で済まない影響があるということである と恐ろしく感じたのもつい最近のことです
p安全性より優先しなければならないもの 命より大切なものとはいったい何なのか
pめったなことなど起こらない という根拠のない理由で取り返しのつかない判断が行われたならば
pそのような判断を異常とも思わない日本人の心がどうなってしまったのだろうと それこそ不安になります