最近、テレビをつけると 誰かが頭を下げている画面が出てきます

と言いたくなるほど おわびの記者会見なるものが たくさんあります

外食メニューの虚偽表示という 例の話題です

車エビでないのに 車エビと表示したとか・・・・

合成(?)肉を霜降り肉と表示した とかいうのは アレルギー反応を引き起こす危険があるとか

それは誰かの健康被害に直結することなので このようなニセ表示がまかりとおるのは絶対いけない と思いますが

片方で この問題の基本的な問題は何なのかと考えます

マスコミは何に対してあのように怒っているのか を考えます

お客さまにウソをつくことがいけないのか

それはその通りだと思います

決して偽表示をした業者をかばうわけではありませんが

おいしさには好みがあり 客は おいしいお食事だったら それ相応の値段でも

満足するのではないでしょうか

いくら本物の材料を使った料理であっても まずかったり 雰囲気が悪かったり

サービスがイマイチであったりだと とても残念 代金がもったいない となります

アレルギーの人が被害をうけるような偽表示は別として

それなら 表示が正直ではなかった だけのことではない とも思われます

私は 生きている間にあと何度食事ができるのだろう とフッと頭をよぎるような年齢になってきたので

安くても残念!なお食事はしたくありませんし 料理屋の名前やホテルというブランドを信じてお食事に行ったのに

期待外れであると とても勿体ないこと お金だけでなく時間も胃袋も体調に対する影響もみんな勿体ないと感じ

お金も時間も・・・みんなもとに戻して という気分になります

とするならば これは 単に 使ってもいない材料をあたかも使っているようにメニューに載せた という

表面的なハナシではなく

信頼を裏切った という思いに 怒りがわいてくる ということなのかな と思います

だから 「だまそうとしたのではない」「認識があまかっただけ」などというおわびの仕方(言い訳の仕方)そのものに腹立たしい思いがする

ということではないでしょうか

これは 飲食業だけでなく どのようなお商売でも お客さまに そして 自社の商品に誠実であったら

このようなことはできないし

あのような おわびの仕方もしない ということででしょう

「これから メニューの表記を考えなければならない」というどこかの店長のコメントは どのような意味なのでしょう

法令等に違反しないように注意しないと また非難されるから・・・・ という意味であったなら

何も改善されないような気がします

そして お客も ウソの表示でなけでば 多少まずくても許す のではないはずですから

客の側からも ブランドや見せかけにたよるのではなく 自分の舌 や感覚に正直な

よい客になる という成長もしたいものだとおもいました